3月4日(土)「わかやま地域医療連携フォーラム」
3月4日(土)ダイワロイネットホテルにて「わかやま地域医療連携フォーラム(主催アステラス製薬)」を開催いたしました。
当院の神吉看護部長より開会の挨拶がされ、座長を医療法人杏林会嶋病院 嶋渡院長が務められました。
はじめに当院 中谷匡登院長より「早期リハと疼痛管理における薬物療法の位置づけ」と題して、今後の回復期ではリハビリの果たす役割が非常に重要であること、また早期からリハビリを行うことで在宅復帰しやすいことや、早期のうちに正しい知識を持って疼痛コントロールを行うことが、リハビリを円滑に進め、投薬量を減らす、または投薬をやめることが出来る等の講演がなされました。
次に嶋病院 壺井看護部長より、「在宅医療と院内多職種連携について」と題し、院内での他業種連携が出来なければ、院外連携等もっての他、、、。
院内連携強化を目指した多部署参加による朝礼で情報共有の徹底に取り組んでいることや、患者さまが退院、転院後もアフターフォローを欠かさない等、嶋病院ならではの手厚い入退院支援、看護体制などについてお話しいただきました。
最後に当院 楠山総務部長より、「地域包括ケア病棟の取得と運用について」と題し、今後の地域包括ケア病棟の在り方について発表されました。
今回のフォーラムは、以前より当院 中谷匡登院長と嶋病院 壺井看護部長が酒席において、「なにか和歌山の地域医療に役立つことはできないか、和歌山の医療の連携を強固なものにするために我々でできることはないか」という熱い思いを常々語りあっていたことが実現されたものであります。
また、私達スタッフにおいても初めての嶋病院との合同の講演会ということで、お互いよい刺激をたくさん受け合えました。
まずは院内の連携を強固なものとし、更に地域の医療機関と密接な連携を目指し、その上でドッカリと地域に根差す病院となっていきたいと思います。
そして当院の基本理念の一つに、『和歌山を守り、和歌山の発展に努めます。』とあります。この理念の礎を築けたと実感できたフォーラムでもありました。
またご参加、ご協力頂きました皆様に心よりお礼を申し上げます。