2月21日(水)第15回和歌山市医師会 在宅医療サポートセンター連絡協議会
2018年02月27日 UP
2月21日(水)第15回和歌山市医師会 在宅医療サポートセンター連絡協議会が開催されました。
はじめに和歌山県福祉保健部健康局医務課 竜田登代美課長補佐による『人生の最終段階における医療の意思決定の普及に向けた和歌山県の取組について』と題した講演では、全国的な動向と県の方針が伝えられ、患者本人による意思決定を促す啓発活動などが紹介されました。
続いて当院院長兼理事長 中谷匡登により『当院の在宅医療の実情と、同時改定後の在宅医療の変更点について』と題し、今改定でこれからむかえる超高齢化社会にむけて病院からの在宅復帰や在宅医療が大幅に評価されることを受け、今後より一層多職種とクリニック、病院が連携をとり、在宅医療に取り組まないといけないことが説かれました。
今まで1人の患者に対し1つの医療機関で継続的に行われてきた訪問診療が、改定により「複数医師の連携による在宅医療の質向上」が謳われ、他の医療機関との連携が可能となりました。地域密着型協力病院であり、また和歌山市第3在宅医療・介護連携推進センターを内包する当院で定期的にカンファレンスや連携会を行っていることや、当院で看取った末期がんの患者さまとの思い出、更には在宅看取りに関しての様々な考え方…息を引き取るその時、医師は果たして必要な存在であるのか…など、在宅医療を掘り下げた内容が語られました。
これからの在宅医療、医療従事者である私たちが寄り添い連携することで広がる可能性は…必ずあります。