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医療法人匡慈会 伏虎リハビリテーション病院

3月24日(土) 「和歌山における施設看とりの重要性と問題点」

2018年03月27日 UP

3月24日(土)に和歌山市第3在宅医療・介護連携推進センター主催で当院の院長兼理事長 中谷匡登を講師に『和歌山における施設看とりの重要性と問題点』についての講演会を開催しました。
最初に地域医療構想についてのお話があり、これからの療養病棟は在宅に帰れる治療をし(在宅復帰率が求められる)、結果を出さない医療機関は病院として認められない(在宅に帰せない病院は施設に…)などや今後の和歌山の看とりの場所は病院から在宅等の看とりに移っていくこと。しかし在宅=自宅ではなく、在宅とは特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど、その他医療を受ける者が療養生活を営むことが出来る場所であるということも含まれ、これからは、自分の最後をどのように迎えるのかを選び、家族や医療・介護従事者たちの力を借り、自分が望む最後を迎えられるよう私たちも元気なうちに準備をしていく事が大切だとお話しされました。
施設看とりの問題点の一つ。「本人、家族の意向がわからない。(決められない)」について、リビング・ウイル(生前意思決定)というものがあること。これは、自分の意思を元気なうちに記しておくもので、例文としていくつか紹介がありました。
参加者の皆様でロールプレイし、自分たちが最後を迎えたときどうしたいかをペアになって話してもらい、皆様和やかな雰囲気で講演が終わりました。
今後、施設看とりが多くなる中、少しでも皆様の不安を取りのぞき、安心して施設看とりができるような講演会となりました。

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