8月17日(金)学習会「福祉用具や住環境」~在宅生活を安定させる住環境の評価とアプローチ~
2018年08月22日 UP
8月17日(金)和歌山市第3在宅医療・介護連携推進センター主催で当院のリハビリテーション科による「福祉用具や住環境」~在宅生活を安定させる住環境の評価とアプローチ~と題して、学習会を開催しました。
今回は作業療法士である尼寺謙仁による学習会。
まず、住居内で転倒しないためには、住居の側から転倒予防にアプローチする「住居改善」が必須であることが説かれ、様々な症例を元に、残された能力を助けるため身のまわりの道具をいかに使いこなすことが重要か語られました。
例えば百均のスポンジを指を広げる道具として利用したり、ホームセンターで購入したプラスチック板で靴下をはくための道具を作ったり、スプーンに切ったホースを通してシーリングを詰め、握りやすく改造したりなど、身近で安価なもので作られた、目からウロコのお手製の自助具らが次々と紹介され、道具を手に取った参加者からは「へぇ~、すごい」や「なるほど、これやったら自分で作れるわ」などの声も聞かれました。
尼寺作業療法士が言う事には「道具をうまく使って、自分で『できる』ことが大事。自分で『できる』と意欲が違う」そう。患者さまがご自身でできることを増やす、結果を残す医療を目指していかなければならないと、再認識するきっかけとなった学習会でした。
当院のリハビリテーション科による学習会は、毎月第3金曜日に開催します。2期に分けて同じ学習内容を行います。
次回は、9月21日(金)19時~ 場所:当院2階リハビリテーション室 内容:「地域包括ケア病棟」~病院と在宅の架け橋となる地域包括ケア病棟の紹介~となっています。ぜひご参加ください。