
9月6日(木)市民公開講座・シンポジウム『在宅医療と介護~こんな時どうしたらいいの?~』
9月6日(木)和歌山勤労福祉会館プラザホープにおいて、地域包括支援センター高松・新南・城北・和歌山市第3在宅医療・介護連携推進センター合同主催で、『在宅医療と介護~こんな時どうしたらいいの?~』をテーマとした市民公開講座・シンポジウムを開催いたしました。
はじめに紀伊クリニック院長 山野雅弘先生より『地域包括ケアシステムの時代に』~住み慣れた家で最期まで暮らすために~と題してご講演いただきました。山野雅弘先生曰く、「最期を迎えるときどうしてほしいか元気なうちに決めておきましょう、そしていつまでも社会参加する・とにかく外に出ていきましょう、そのためにも地域包括ケアシステムを活用しましょう!」とのこと。また「認知症やがんは予防が可能であるのだから、もっと知識をもってもらえたら」と実に軽妙な語り口で語られました。
続いて伏虎リハビリテーション病院 理学療法士 守道・西川による介護予防体操。しっかりおじぎをしての起立・着座運動や、足を上げたりと会場一体となって体操していただきました。
最後は、山野雅弘先生、伏虎リハビリテーション病院 院長の中谷匡登、訪問看護師、ケアマネジャー、理学療法士らを交えたパネルディスカッションを行いました。ご参加いただいた会場の方々からも、介護や地域との関わり方について切実な質問をいただき、逆にこちらが医療従事者として、介護の質の向上を図ること、地域の人々が集まりやすい場を提供することなど、新たな課題をいただきました。
9月4日(火)台風21号が和歌山を襲い、会場からも「うちとこ、まだ停電してるんよ」という声が聞かれました。停電など台風による被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
このような状況の中、今回100名近くの方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。