7月19日(金)第3回「伏虎リハビリテーション病院学習会」
2019年07月25日 UP
7月19日(金)和歌山市第3在宅医療介護連携推進センター主催「『良い姿勢』に整える~整え方の基本とコツ~」と題して、第3回「伏虎リハビリテーション病院学習会」を開催いたしました。
講師の医療法人 伏虎リハビリテーション病院 リハビリテーション科 理学療法士の前 雅紀より、『悪い姿勢』が心身に及ぼす影響について「褥瘡のリスクや筋肉の拘縮・短縮による可動域の減少から、日常生活動作が困難となり“意欲の低下”や“寝たきり”をきたします。『良い姿勢』の整え方(ポジショニング・シーティング)によって、これらが改善し、予防もできます。」と説明がありました。また、片麻痺・円背姿勢の方や食事時の姿勢について具体的な事例について学びました。
講義後は、ベッド、リクライニング車いす、車椅子、ひじ掛け椅子の班に分かれ『悪い姿勢』から『良い姿勢』への整え方を当院の理学療法士・作業療法士の指導のもと実習していただきました。身近にあるタオルやバスタオル、クッションなどを使い、『悪い姿勢』から『良い姿勢』に整えてもらう体験から、「適切な場所を支えてもらうととても楽。」「利用者さんの身体の状態に合わせて微調整が必要だと思った。」という感想が聞かれました。
「リハビリの方に、利用者さんのことを相談したり、質問ができたことがとても良かった。」「(今日指導してもらったように)利用者さんやご家族に説明ができる。」という意見がありました。実習後には、講師を含む理学療法士や作業療法士と参加者の活発な意見交換や質疑応答がなされ、参加者同士交流していただく機会となりました。