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医療法人匡慈会 伏虎リハビリテーション病院

9月11日(水)「事例検討会」

2019年09月20日 UP

和歌山市第3在宅医療介護連携推進センターでは、今年度、初めての試みとして圏域内の居宅介護支援事業所の介護支援専門員の方々の情報交換や交流を深めることを目的に、和歌山市地域包括支援センター高松・新南・城北の皆さまと9月11日(水)に「事例検討会」を共同開催いたしました。

グループワークでは、「8050問題」をテーマに想定事例について、①ほかに欲しい情報は何か②ほかに利用できる社会資源はないか③自分が担当者ならどのように支援するかの三点について、意見交換をおこないました。外部とのかかわりを避けがちなため、初期介入時に情報が少ないことが多い「8050問題」。少ない情報量の中で、それぞれの経験や知識を集約し、真剣に取り組まれ、たくさんの意見を発表していただきました。

和歌山市地域包括支援センター高松の九鬼センター長は、総評の中で「現状の『8050問題』を放置すると、2020年代には『9060問題』に移行し、高齢者虐待や孤立死、無理心中・死体遺棄などの“死につながる事態”になりかねません。また、年金の不正受給や生活保護の増加なども起こり得るため、迅速な対応が必要です。その中で、“世帯を丸ごとケアする”ケアマネジャーの負担はとても大きい。一人で抱え込まず、同じケアマネジャー同士、主任ケアマネジャーや行政、包括支援センターにまず相談してください。ひとりひとりが力をつけ、活かしあえるよう、このような研修などに参加し、顔が見えて話しあえる関係づくりをしていきましょう。」と話されました。

終了後も、名刺交換や交流を楽しんでいただき「知り合いのケアマネさんが増えて良かった。」「ほかの人の支援方法を聞き、自分にはない視点に気づいた。」という感想も聞かれました。今後も、このような学びと交流の機会を作っていきたいと思います。

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